日々の出来事
ありがたいお話
日々の作業や出来事を、出来るだけ毎日綴ってます…。
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ありがたいお話2022.07.22
最近エラそうじゃね
と言われたら
初心を忘れてるサイン
そんな時こそ
足をつかってお客さまに
会いに行こう!
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が203日連続
ブツブツ言ってます
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島でお仏壇のことなら
音羽屋の山縣です
音羽屋ではお仏壇をとおして
「仏教のおしえ」
「ご先祖の想い」
に繋がることで
明るく楽しい
生き方になることを
お約束いたします!
―――――――――
今日はお客様のお宅へ
配達周りの一日でした
その運転中に偶然にも
初心者マーク付きの車の
うしろに三回もつきました
ゆっくりとした運転
交差点のかなり手前から
左折のウインカーがチカチカ
左折後の横断歩道の手前で
丁寧に左右の確認
横断歩道手前でずっと停車
結果その1台しか左折できず
初心者マークあるあるです
しかし・・・そんな自分も
かつては似たような運転で
周りに迷惑をかけていました
全てがスローだったあの頃
でも全てが「丁寧」でした
確認に確認で遅くなっていた
それが今は・・・
雑になっていないだろうか?
一つ一つ丁寧だろうか?
初心者マークをみながら
初心にかえることの大切さを
痛切に感じました
そんな今日の配達内容は
・瓔珞という仏具の交換
・過去帳用の台の納品
・掛軸の押しピン押し直し
・お仏像のすす払い
お仏壇本体ではなく
・お仏具1点
・お仏像1体
・押しピン1個
という些細な内容でした
音羽屋では
「1個単位からお伺い」
することを大切にしています
それが
お客様の便利につながり
わたしたちの初心につながる
からなんです
開業して初めてのお仕事は
・お仏壇の欄間の洗浄
・障子扉の紗の張替え
飛び込みで訪問した
お客さまからのご依頼でした
あれから12年と1ヶ月
金額の大きな仕事
ばっかりを追いかけたり
小さな仏具1点の仕事を
喜んで受けていなかったり
取組み姿勢の慣れがダレになって
だんだんズレてきてるような
慣れる
だれる
ずれる
そして
すたれる
でもその前に
なんかカンチガイしてない?
と言われているような
出来事やひとからの一言で
我に返ることが出来てます
渋沢栄一翁の名言
四十五十ははな垂れ小僧
六十七十は働きざかり
九十になって迎えが来たら
百まで待てと追い返せ
そうです!そうでした!
まだまだハナタレまくりの
鼻くそやろうでした(笑)
音羽屋では
お仏具1点
釘ひとつから
お伺いいたします
僕が調子に乗らないためにも
どうぞ遠慮なく
ご利用くださいませ
お仏壇をとおして
仏教の教えで生きるヒントを
ご先祖さまからは生きる力を
いただきましょう!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
初心を忘れたら
お仏壇ではなく
外回りでもなく
お寺に行くといいようですよ
-
ありがたいお話2022.04.22
実家のお仏壇が
子育て道場!?
こどものやさしさは
お参りすることに
関係ある?ない?
今日もブツブツ言ってます
職人ブログ112号は
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こんにちは!
広島のお仏壇修理専門
音羽屋の山縣です
音羽屋では
お仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば
嬉しいです!!
―――――――――
本日はRCCラジオカー
生中継の取材があり
「湿気とお仏壇」
で注意点をお伝え
させてもらいました
恒例の記念撮影!
テーマは「こどもの日」
全力で兜飾りを表現!
こどもたちの
すくすくとした成長を
こころより祈念いたします
以前に
「お仏壇に手を
合わせる習慣」
と
「お子様のやさしさ」
との関連
という調査がありました
仏壇のお参りについて
「毎回する」
「時々する」
「しない」
という
3つのグループに分けて
他人への優しさ
に対する比較を
実施したところ
「毎回」のグループ
「しない」のグループ
の二つのグループは
他人を思いやる気持ちに
「明確な差がでた」
という検証結果になりました
「やさしさ」とは
情操をかたちづくる
重要な要素の一つになります
調査結果から
お仏壇に参ることが
情操教育につながる
と考えられます
ではなぜ
お仏壇にお参りすることが
やさしさにつながるのか?
「ののさま」
ということばを
ご存知でしょうか?
仏さまを敬う幼児語で
神さまや大自然
ご先祖さまなど
畏敬の対象をよびます
子どもにとって
目には見えないけれど
いつもそばにいて
見守っていてくれている
大きな存在をいいます
どこかでだれかが
見てくれている
という幸せ
その安心と信頼があり
自分を抑えることができる
つまり
大きなまなざしを
意識すると
・これだけはすまい
・やりたくてもやらない
という慎みを
育むそうです
子どもどうしで
けんかをすることがあります
手が出そうになった
けれど
いつも見てくれている
ののさまを近くに感じて
ここでケンカしたら
ののさまが悲しむなあ
と、自分をこらえる
そういう
自律の心が生まれ
やさしさに繋がっていきます
しかし・・・
ののさまの記憶は
上の学校へ進むにつれて
だんだんと薄れていきます
・親に叱られる
・先生に叱られる
・牢屋に入れられる!?
それがあるから
「しない」
という
叱責や罰則が
抑制のブレーキとなります
こうやって
自律的だったものが
他律的になっていきます
子どもの心は
幼稚園や学校や国から
指示されて育まれるもの
ではありません
本来は家庭や
地域での日常生活の
いろいろな経験から学ぶもの
お仏壇にお参りをする
ということは
ひとつの典型です
習慣を通して
目に見えない価値
ののさまへの畏敬の念を
育んでいきます
お仏壇のある生活が
こころ豊かな子育てや
家庭づくりにつながります
あなたの実家にある
古いお仏壇
そこはご先祖さまが
大切にしてきた目に見えない
子育ての場所になります
やさしいこころをもった
お孫さんを育んでくれるのは
先祖代々のお仏壇から
かもし出される
畏敬の念に他なりません
ご先祖さまから伝わる
やさしくなる子育て術として
お仏壇で繋いでいくのであれば
音羽屋にお任せください!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
本日も
このブログの
読者さんから
ご質問が届きました
ペンネームは
「つぐみ」さん
(美容師)
んんん??
またまた美容師さん
―――――――――
お寺に
幼稚園や保育園が
あるのは
なぜですか?
―――――――――
「つぐみ」さん
ありがとうございます!
お寺さんが運営する
幼稚園や保育園って
結構あるイメージですよね
これはお寺で
読み書きソロバンを
教えていた
「寺子屋」から
はじまっています
その後のお寺では
田植えなど
農業が忙しい時期に
あずかる季節保育所
の役割をしはじめます
それが通年の
保育園や幼稚園と
なっていって
現在の形につながっていきます
実は寺子屋よりも
もーーーっと前
聖徳太子がたてた
四天王寺は
・病院、薬局
・介護施設、保育所
といった
社会福祉としての
役割も果たしていました
お寺にはもともと
「社会のために」
ということが
これまでの流れの
おおもとにあるのかもしれませんね!
「つぐみ」さん
いかがでしたでしょうか?
音羽屋では引き続き
かけて欲しい曲の
リクエストや
ご質問などを
お待ちしてまーす!
ドシドシお寄せください!
さいごに
「つぐみ」さんに
ナゾナゾを
プレゼントします!
お寺をレンタルすると
食べられる
お菓子はなーに?
お客さまと共に綺麗をつくる30代美容師「つぐみ」さんの毎日ブログはコチラから! -
ありがたいお話2022.04.01
こどものお留守番
こどもの一人ぐらし
クマの木登りから
子離れをまなぶ
今日もブツブツ言ってます
職人ブログ91号は
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島のお仏壇修理専門
音羽屋の山縣です。
音羽屋では
お仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
―――――――――
サクラの季節
新年度がはじまって
いきますねー!
とはいえまだ春休み
お店の前の通学路も静かです
フリーペーパーの一面は
「お留守番」特集
わが家も
中一と小四が留守番
年少さんは保育園です
データによると
・子どもだけの留守番:69%
・初めての留守番:小1か小2
・留守番に不安:82%
「だいじょうぶかな?」
「YouTubeばっかり見てない?」
「不審なひとがきたら」
と、不安がつきものですよね~
僕も両親が
ブティックをしていたので
よく留守番をしていました
※後ろの誘拐犯スタイルが父親、白目むいているのが僕です
この春から
親もとを離れて
ひとり暮らし!
のお子さんをもつ
ご家庭もございます
留守番よりも
更に心配になりますよね~
そんな親たちの
「子どもへの不安」
に対して
仏教をひらいた
お釈迦さまの言葉に
こうあります
子どもは自分の子ども
だけど
自分の所有物ではない
子どもに執着をし
子どもを自分の所有物
のように扱う
これはよくないですよ!
と指摘している
言葉だそうです
とはいえ
心配はつきもの
どうしたら
「不安」がなくなるのか?
どうしたら
「自立」させて
そして親は
「子離れ」できるのか?
ある住職から
クマの子離れと
人間の親の覚悟
のお話をお聞きしました
クマは木に登れます
最初の木登りは
親が教えます
ちょっとずつ
ちょっとずつ
登れるようになる
登れるようになる
と共に自分で
獲物もとれるようになる
木登りも覚えながら
自立できるようになっていく
あるとき
親子で木登りにいきます
コグマはどんどん
木を登っていく
母ぐまは下で見ています
どんどんどんどん
登っていきます
下から見上げる母
まだまだ登って
「こんなに登れるよ!」
と下を見ます
「高いところまで
登れるようになったね
もっと登れる?」
と励ます母ぐま
「うん、のぼれるよ!」
もっともっと登っていきます
「すごいねすごいね」
とみまもる母ぐま
さらにさらに
登っていくコグマ
「どうだいここまできたよ!」
と下を見ると
母ぐまは
いなくなっているそうです
コグマはあわてて
下までおりますが
母ぐまはどこにもいません
周りを見回しても
どこにも母ぐまはいません
これが
クマの子離れだそうです
なんか
泣けますよね
すごいですね
自然界はこうやって
こどもを大人に
していくんですね
厳しいかもしれませんが
こうやって
離れていくんですね
人間の親だと
心配はあるかもしれません
でもこれが
大人になるのに
邪魔なんです
親がこどもを止めてしまう
「心配」という大義名分で
声を掛けてしまう
手を差し伸べてしまう
やっぱり心配ですよ
気になりますよ
親ですから
そんなときは
仏さまご先祖様へ
お任せしませんか?
お仏壇に手を合わせて
離れていく子供の
無事を祈りませんか
「どうぞ見守っていてください」
「どうぞ導いてやってください」
小さな時から
一緒に手を合わせてきた
お仏壇
お仏壇に手を合わせることで
仏さまの教えを感じ
ご先祖様と繋がる
それが
家族の安心な幸せに
繋がっていきます
家にお仏壇がある
ということは
その家族の子育てにも
とてもよい影響になります
仏さまのある暮らし
お仏壇のある暮らし
お仏壇をとおしての
家族の幸せづくりは
音羽屋におまかせくださいませ!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
熊本県といえば
くまモン
ですが
その熊本県には
野生のクマは
一頭もいないそうですよ!
(注)くまモンは野生のクマではありません -
ありがたいお話2022.03.31
できる大人が
やっている!?
親切をする前に
捨てる3つのこと!
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お仏壇という
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繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
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お仏壇のことで
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ご縁あってともに
勉強させてもらっている
先輩とお墓参りへ
一緒にお参りした方が
お勤めになられていた
会社の創業者のお墓
持ってきたお花が
入らないぐらいにパンパン!?
横には溢れてしまった
お花用のバケツまでも!
いつもこの状態なので
いまだに多くの方々が
慕っておられる証拠ですね
墓参のあとは
広瀬神社へ参拝
こちらはお墓参りを
させてもらった方が
多くの寄進をされた神社
最高額です!
境内、社殿なども
寄進しておられるようです
「会社ではこういった
ことを話して
いませんでしたね~」
と同席の方も
驚いておられました
【施して報いを求めず
受けて恩を忘れず】
という言葉がありますが
日本人の美徳でしょうか
仏教には
「三輪空」の教え
というのがあります
「私がしてあげた」
「あなたのためにしてあげた」
「〇〇をしてあげた」
「せっかくやってやったのに」
「お礼がない」
「お返ししてくれない」
「感謝してくれない」
と、余計に心が
苦しくなったりする
ことありませんか・・・
僕はよくあります!
特に家事をした後の
ドヤ顔、ドヤ声、ドヤ態度!!
もちろんその後で
ドヤされてます(泣)
席を譲るときは
サッと譲って
受けた側はお礼して
スッと座る
与える時は
ただひたすらに与える
もらう側は
ただ純粋に
感謝の気持ちを持って頂く
ただそれだけで
周囲に自然に
伝播していくそうです
迷惑をかけることもある
かけられることもある
親切にするときもある
してもらう時もある
「お互いさま」
自然に支え支えられて
世の中全体が動いていく
という教えだそうです
「次の代では忙しくて
やれないだろうから
今のうちにキレイに
しておこうと思って」
お仏壇修復のご依頼
の時によくお聞きする
セリフです
・私たちがしてあげる!
・子どものためにしてあげる!
・お金を出して修復してあげる!
なんて言葉は一度たりとも
聞いたことがありません
代々受け継がれている
家の中の「三輪空」
親が子に、その子が、孫に
音羽屋では修復して
綺麗になったお仏壇に
ご家族で手を合わせたとき
【施して報いを求めず
受けて恩を忘れず】
という自然の流れを
ご先祖の後ろ姿から
学んでいくと考えます
お仏壇を修復して
受け継いでいくということは
ゆたかな生き方に繋がります
お仏壇をとおして
心ゆたかに生きていく
お手伝いのことなら
音羽屋におまかせください!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみ・・・
人生で
一度だけでいいので
言ってみたい
セリフがあるんです
それは
風車の弥七!カッケー -
ありがたいお話2022.03.24
三途の川の
渡り賃は195円ナリ~
「あの世」への行き方
「この世」での生き方
三つの毒と六つの修行
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音羽屋の山縣です。
音羽屋では
お仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
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お彼岸さいごの日
お仏壇をお預かり
させてもらいました
おじいさまのお仏壇を
受け継いでいくために
修復をしておきたいというご依頼
納めてあるお仏具を
並べ、お客さまと
一緒に確認します
また今回の修復には
ある程度の期間が
必要となります
そこで仏さまご不在の
間にお参りをして頂く
簡易の壇を組ませてもらいました
「これで安心して
毎日お参りできます!」
とお客様もホッとして
くださり、よかったです!
「音羽屋さん
これ・・・なんですか?」
比叡山で販売されていた
「六文銭」ですね
(ろくもんせん)
なかにはちゃんと
一文が六枚入っています
この六文銭とは、
三途の川を渡る時の
お金になります
だいたい一文が
32.5円位らしいので
あの世に行くには
195円になります
それよりも
なんでお金をはらうの?
三途の川のほとりには
鬼の夫婦が住んでいて
身ぐるみはがされるとか
その鬼に六文銭を渡すと
そのまま向う側へ
行かせてくれるんです
こちら側の岸が
此岸(しがん)
あちら側の岸が
彼岸(ひがん)
三途の川を挟んで
この世とあの世と
言われています
「ホンマにあの世は
あるんかの?」
「僕も見てきてない
ですからね~」
「12文あったら
往復して帰って
これるかもしれんの~」
あの世があるのか
彼岸は存在するのか
あるか、ないかも
気になるけれど
スグには行けないので
三途の川と六文銭の
捉え方をちょっとだけ
変えてみることを
教わったことがあります
三途の川は
「三毒」をあらわし
六文銭は
「六波羅蜜」をあらわしている
???
余計に
ややこしくなってない?
もう少しだけ
ご辛抱ください!
三毒とは
六波羅蜜とは
三途の川で
溺れない為に
六文銭を支払う
というのは
この三つの毒に
溺れない為に
六つの修行をする
ということ
「あの世」への行き方
と
「この世」での生き方
お彼岸というフシメで
忘れがちな悪い癖と
その治し方を学ぶことができました
お彼岸は明けましたが
お仏壇への日々のお参りで
三つの毒を振り返って
反省することも大切ですね
本日もお読みいただきありがとうございました!
ちなみに・・・
あの世とは
つまり
死んだ後の世界のこと
ダレも見たことがないし
イッタことないんですよね~
たぶん
と思っていたら
「死後の世界はあ~~る!」
と言っておられた
こちらの方を思い出しました
丹波さんが仰るには
「死後の世界」は
目をつむって
三つ数えると現れるそうですよ!
さぁ目を閉じて・・・
1
2
3
45(死後)
-
ありがたいお話2022.03.22
子どものしつけと
お仏壇の関係は?
行動、言葉、こころが
整うようになるには
1つだけ
あることを続ければ
OKなんですよ!
今日もブツブツ言ってます
職人ブログ81号は
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こんど離退任式があるよ~
と小4の次男が
教えてくれました
学校の先生が
異動される時期に
なりましたね~
中1、小4、年少
と3人のこどもから
色んな先生の話しを聞きます
子どもたちを教える仕事は
本当にたいへんだな~
と、頭が下がるばかりです
新聞には大阪府の
西成高校の先生と生徒の
お話が載っていました
ヒデミツさんという
学校に行きづらくなった
生徒さんがいました
その彼を中心に
先生が漫才トリオを
組ませたそうです
たまたま三人の名前に
「ミツ」がついていたから
トリオ名は「サンミツ」
11月の文化祭での
発表のために
ボケ・ツッコミの練習
そのおかげで
ヒデミツさんは毎日
登校するようになります
文化祭の当日
お揃いの「サンミツ」
Tシャツを着て
「このご時世、
3密って言いますけど
意味しってますか?」
「俺知ってる!
秘密・機密・内密」
「全部隠しごとやん!
やましいことあるんちゃうか
ちゃんとおしえてー」
多くの友達から
「面白かったー」
という感想があり
「今までにない自分が
花開いた感じだった」
とヒデミツさんの言葉で
締めくくられていました
【自分が花開く】
ステキな表現ですね!
花が咲くきっかけを作った
先生もすごい!と感動
この漫才に出てきた
「三密」とはコロナ禍では
「密閉、密集、密接」ですが
ご存知の方も多いですが
もともと「三密」は
仏教のことばになります
これらを整えることを
三密行といいます
からだの状態や行動
言葉を正しく整えれば
自ずと心も整えられる
三つのバランスを大事に
三密を研ぎ澄ます修行を
重ねると仏さまのように
心穏やかに過ごせるという教えです
難しそ~~~
僕なんかスグに
よこしまな心で
よくない言葉と
やましい行動を
するのがお得意です
じ・つ・は
そんな僕でも
簡単に三密行ができるんです
それは
「お仏壇の前でお経をよむ」
これだけです!
身:姿勢を正し手を合わせる
口:お経を読む
意:こころが仏さまにむく
それが終わって
ちょっとすると
また元に戻ってしまいます
そうしたら
またお仏壇に手を合わせる
この繰り返しですね
子どもの頃からお仏壇に
手を合わせると自然に
この3つが整うので
最高の「しつけ」になります!
春のお彼岸です
ぜひともこの機会に
ご家族で手を合わせる
ことから初めてみてくださいね!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
僕が小さい頃は
悪さをすると
お仏壇のある仏間で
正座をさせらていました
時には熱いマジのお灸を
すえられたことも
あったのを覚えています
おかげ様でこんな
大人になることが出来ました!
-
ありがたいお話2022.03.21
「金」の輝きは
「いのち」の輝き!
金の特徴の2つを
お彼岸の中日に
超ロングにブツりました
今日もブツブツ言ってます
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↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島のお仏壇修理専門
音羽屋の山縣です。
音羽屋では
お仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
―――――――――
昨日の日曜日は
お昼過ぎまで
子どもたちのお世話役
中一、小4、年少さん
妻と手分けして
ソロバンの昇段試験
ソフトボールの試合
と車に乗せてウロウロ
ソフトの試合結果は
4チーム総当たりで3位
5年生から1年生で
10人の人数ギリの
チームですがみんな明るーい!
そんな中
小3からやっている
次男が試合で初ヒット!
親よりも
コーチの皆さんが
喜んでくださいました
人数少ないので
レギュラーですが
一人だけ空振りばかり
アドバイスいただいても
体がウマく動かせない
2週間前に入った
新入部員の子は
初打席で初ヒット!
そんな姿を見ながら
やっと打てたから
よかったものの
もしも今日も打てていなかったら・・・
喜びの反面
素直じゃない
僕がいました
あの子はできて
うちはできない
あの人にはできて
自分にはできない
あの家にはあって
わが家にはない
僕は色んな事を
自分のモノサシで
比べてしまいます
こんな時
関西にいる頃に聞いた
法話をおもいだします
京都の仏教学の先生のお話でした
私たちは「ものさし」を
生涯、捨てることは出来ない
いつでもどんな時でも
このものさしを使って
ものを考え、判断し
行動しているのです
ものさしを持たずにおれない
それによって
周りを傷つけずにはおれない
そんな人間の愚かさ
悲しさに目覚めるには
「ものさし」のいらない
世界からの働きかけが要るのです
それが
阿弥陀さまの願いのひとつ
「悉皆金色(しっかいこんじき)の願い」
この「金色」とは
一つには「価値」あるもの
二つには決して色あせることのない
「不変」という意味があります
つまり、すべての「いのち」を
変わらず価値あるものとして
光り輝かせようという願いになります。
実際に「金」は
サビることがなく
万国共通の価値があります
そして先生は
こんなエピソードも
教えてくださいました
――――――――――
女学校の先生を
しているころのこと
「すべてのいのちは
いついかなる時でも
金色に輝いている」
という意を込めて
「ものみな金色なり」と
ノート一面に大きな字で書かせ
社会に出て行く生徒への
「はなむけの言葉」
とされていました
ある時教え子の一人から
「この言葉によって救われました」
というお礼の手紙が
先生に寄せられました
その子は、卒業後、結婚
やがて待望の赤ちゃんに恵まれますが
そのお子さんは
生まれながらにして
重い障害を抱えていたのです
最初は二人で頑張って
育てていましたが
次第に夫婦仲もこじれ
別れることになりました
お子さんと二人暮らしになった
彼女は、一生懸命頑張りました
しかし
障害者への世間の目は冷たく
時には心ないことを
言われることもありました
彼女はほとほと疲れて
「もうだめだ。
この子と二人で死ぬしかない」
とまで思い詰めるのです
呆然としたまま
身辺整理をしていたところ
たまたま大学時代の
ノートが目に付き
何気なくペラペラとめくっていると
ノートいっぱいに
「ものみな金色なり」
と書かれた文字が
眼に飛び込んで来たのです
その言葉は絶望の淵に
沈んでいた彼女の心に
深く染み入りました
そうして、あの時の
「いついかなる時でも
いのちはみんな金色に
輝いている」
という言葉が
鮮やかに脳裏に
蘇えったのです
「そうだった、そうだった
障害を持って生まれた
我が子のいのちは
金色に耀く尊いいのちであった
この子は、今
そのいのちを精一杯
輝かせて懸命に生きているんだ」
彼女は大粒の涙を流しながら
我が子を強く強く抱きしめました
考えたら僕は
これまでの経験や知識で
自分の「ものさし」
を確立してきました
残念ながら
その「ものさし」は
自分にとって
都合の良いものを
「よい」
そうでないものは
「いらない」という
身勝手な「ものさし」でした
「ものみな金色なり」
と願われた阿弥陀さまの願い
それは、この世のすべての
いのちは私たちにとって
なくてはならないもの
いる、いらない、ではなく
みんな必要なものとして
精一杯歩んでくださいね
という願いなのかもしれません
お仏壇に手を合わせて
金の輝きを見つめながら
少しの時間これまでを振り返り
ふっと周りを見渡せば
あの人もこの人も
先立ったあの方も
みんなみんな私たちにとって
なくてはならない仏さまと
気付くのかもしれません
お彼岸の中日。
金の輝きを感じながら
お仏壇に手を合わせて
ご先祖様から繋がった命に
感謝の日になさって頂けると嬉しいです!
もしも、お仏壇の輝きが
くすんできた・・・
そんな時は、音羽屋へお気軽にご相談くださいね!
本日も超ロングをお読みいただき、ありがとうございました。
ちなみに・・・
昨晩はお祝いに
クルクル回る
お寿司屋さんで
家族みんなで
黄金色の輝きを
味あわせて頂きました
船に横たわった瓶ビールを初めて見ました(嬉) -
ありがたいお話2022.03.20
新型コロナで
「金(きん)」が高騰!
なぜ、お仏壇に
金を使うの?
8つの色が
あらわす格式の違い
今日もブツブツ言ってます
職人ブログ79号は
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島のお仏壇修理専門
音羽屋の山縣です。
音羽屋では
お仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
―――――――――
大黄金展の広告が
新聞にのっていました
今回は大阪であります
人間国宝さん作の
おりんの値段を見て
ビックリ!!!
ろ、ろ、ろ
ろっぴゃくめーーん!
金相場の高騰もありますからね~
この2年間、コロナ禍で
世界経済は不安定
世の中が不安になると
万国共通して価値のある
金GOLDの相場が
ドンドン上がります
そうなると僕たちが
お仏壇の修復に使用している
「金箔」の仕入れ値も
ドンドン上がります(泣)
お蔭さまで
絶賛、原価高騰中です!
そもそも
なぜ、お仏壇に金箔が
使われているのでしょう?
金箔を使用して
作られたお仏壇を
「金仏壇(きんぶつだん)」
といいます
「金仏壇」は主に
浄土真宗という宗派のご家庭で
おまつりいただくお仏壇です
浄土真宗ではご本尊に
阿弥陀如来さまをお祀りします
その阿弥陀仏がいらっしゃる
「極楽浄土」の世界を表現する為に
金箔を使っているんです
それはキラビヤカな世界
というよりも
格式の高いという表現になります
古来から以下の8色には
「金-銀-紫-赤-藍-緑-黄-黒」
の順に格式ある【慶ぶ】から
【忌み】の順番があります
なにをもとに色の序列を決めたか
それは『染料』の貴重さでした
高度な技術がいる色や
原料が高価なものほど珍重され
格式が高いものとして扱われてきました
金はその貴重性から
冠婚葬祭で最も大切な
婚礼の儀式の色として
祝儀袋の水引の色になりました
つまり金を使うことで
「キラビヤカ=華麗」
ではなく
「格式ある=荘厳」
極楽浄土を表現しています
その極楽浄土って
どんな世界なんでしょう?
お経によると
とても過ごしやすい気候で
天からは華の雨が降り
素晴らしい音楽が流れているとか
そこに住む人も素晴らしく
一切のストレスや苦痛を感じない世界
「あーゴクラクゴクラク」
露天風呂の世界ですね
しかーし!
これは極楽浄土に来た人々を
もてなすためではなく
あらゆるストレスがない状況で
仏さまになるための修行に集中せよ!
という阿弥陀さまの配慮であり
極楽浄土とは阿弥陀さまが
集中して修行できるように
用意してくださった世界になります
あの世でも修行なんですね(汗)
そして、金色には
「いのち」をあらわす
2つの意味もあります
こちらの説明は長くなるので
お彼岸の中日となる
明日のブログで書きますね!
是非、このお彼岸には
お仏壇にお参りをして
極楽浄土のストレスフリーで
修行されているご先祖様に
応援のお声をかけてくださいね!
きっと「ありがとう我が子孫よ」
と、何かステキな御礼がありますよ!
ただ・・・
お仏壇の金色がくすんでいたら
「頼むぞ、子孫よ~」
と、お仏壇の洗浄をしてほしい的な
メッセージがあるかもしれませんよ
その時は、音羽屋へ
お気軽にお問い合わせくださいませー
本日もお読みいただきありがとうございました。
ちなみに・・・
ちょっと前に
極楽の世界のような電車が
期間限定で走っていました
京都の「嵐電」の
「観音電車」
なんと!
天井から
千手観音の手が
さがっているんですよー
たくさんの救いの手が~
ちょっとこわいかも(笑) -
ありがたいお話2022.03.10
こんにちは!
広島のお仏壇修理専門
音羽屋の山縣です。
音羽屋ではお仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
その「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています。
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
―――――――――
職人ブログ69号
今日もブツブツ言ってます。
昨日は「お仏壇じまい」を
させてもらいました
お仏壇のご処分から
お線香と努力とウ〇コ
のおはなしになります(笑)
昨日はお仏壇の
ご供養をして頂きました
音羽屋ではお仏壇じまい
つまり「ご処分」で
お預かりした後に
お参りをしてもらいます
大切な場所として
それぞれの家で
お参りしてもらったお仏壇
形あるものとして
役目を終える前の
感謝のお参りになります
今回は神棚もお引取り
させてもらっていましたので
ご一緒にご供養していただきました
お仏壇のご供養と
神棚のご供養は
は別々のお経になります
役割が違えば
後始末の仕方も
変わってくるんですね
今回のお参りの途中
お線香の煙が
途絶えてしまいました
お参りが終わり御住職から
「山縣さん、お線香は精進なんですよ。」
とお話がありました
「ぼくの修行中はお参りの途中で、お線香が消えると精進が足りん!と怒られたものです。」
「お線香には努力精進の意味があるんですよ。」
線香には努力精進の意味があります。
一旦決心の火をつけますと、線香は熱をもって最後まで燃えていきます。
燃え尽きたならば灰になって忘れてしまいます。
つまり線香には、努力をしながら周りに快い人徳の香りを薫じつつ、一生懸命に頑張るという意味があります。
そして完成すれば、今まで自分のやってきたことを、サラサラと灰にして忘れてしまうということが大切です。
これは自分がやったのだと、いつまでも人に吹聴するような努力の仕方は線香の精神から外れます。
また自分だけが助かるという努力の仕方も、線香の精神から遠のきます。
他に良い感じを与えながら、人格の香りを周囲に漂わせながら、一生懸命に熱を持って、精進するという意味が線香にあります。
〈ひと言ひと言がわかる 般若心経入門:近藤堯寛 著〉より
お線香一つでも深いですねー!
周りのためにと努力する
その努力はさらさらと忘れる
以前、広島の超覚寺さんの
Facebookにこの様な投稿がありました
超覚寺さんは掲示板が
面白くて、ためになり
ウーン!と唸る言葉が多く
全国的に有名なお寺さんです
超覚寺さんのホームページ
お仏壇のご処分から
お線香と努力とウ〇コ
のおはなしになりましたが
今日のところは水に流してくださいね(笑)
本日もお読みいただきありがとうございました! -
ありがたいお話2022.02.23
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを使命にしています。
掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
―――――――――
本日は、修復のご依頼を頂いたお仏壇をお預かりさせてもらいました。
金具の劣化がすすみ、扉がちゃんと閉まらない状態になっています。
また、塗装も剥がれかけており、錺金具も黒く変色しています。
「義理の母が九州から広島に来るときに一緒に持って来たお仏壇なんですよ。ここに来るまでにも何度か引越しをして、色んな場所が傷んでしまったようです。」
と、お義母様のお写真を見ながら教えてくださいました。
早くにお父様を亡くし、女手ひとつで子育てをしてこられたというお義母様。
そのお父様のために今回のお仏壇をお買い求めされたそうです。
「義父の50回忌も終え、落ち着いたころに主人がお仏壇を買い替えようか、と話をしてきましたね。私は反対をしたんですよ。」
お客様のご主人様は大きなお仏壇に買い替えたいと思っておられたそうです。
「義母がずっと大切にしてきたお仏壇。そして、50年間、我が家を見守って来てくださった仏様。だからこそ、このお仏壇を繋いでおきたくてね~」
そして、今年、ご主人様の一周忌法要にあわせてお仏壇を修復しておこうというお話になったそうです。
「お仏壇はご先祖様からの贈り物だと思っています。ご先祖さんがいないと私たちもいない。こうやって、義母が繋いでくれたお仏壇を今度は私が息子たちへ繋いでいかないといけないと思うんですよ。」
と大切なお仏壇への想いを教えてくださいました。
また、ご同席くださったご子息様も
「コンパクトなお仏壇でよかったです。この大きさなら僕たちも引き継ぎやすく、次の代へと伝えていけます。うちのおばあさんは、先見の明があったんですしょうね~」
確かに最近は、住環境の変化からコンパクトなお仏壇の需要が増えています。引き継いでいきやすい大きさという事も重要ですね。
【お仏壇はご先祖様からの贈り物】
とっても素敵な言葉ですね。
この言葉を耳にした瞬間にたしかに!と感動しました。
お客様は最後にこう仰っておられました。
「いつもいつも思っているわけではないんですよ。ご先祖さんがいたから自分たちがいる。当たり前のことですが、お参りをする時に感じるんです。そのたびに義母へ話しかけるんです。ありがとうございますね。って」
そんな当たり前だけど大切なことに気付くことが出来る場所。
その場所こそが、ご先祖様からの贈り物。ですね。
この度は、ご依頼を頂き、大切な気づきを教えて頂き、誠にありがとうございました。
また、本日もお読みいただき、ありがとうございました。 -
ありがたいお話2022.02.15
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを使命にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
―――――――――
本日2月15日は、お釈迦様がお亡くなりになられた日になります。
日本の各宗派の仏教寺院では「涅槃会(ねはんえ)」と呼んでいます。
「涅槃会」とは「仏教の教えを説いたお釈迦様がお亡くなりになられた日の法要」になります。
そして、偶然にも代表 山縣の誕生日でもあります。
お蔭様で、43歳になりました。
母親に聞くと、難産で15日の夜中1時15分に産んでくれたとの事。バレンタインデーではなく、涅槃会まで辛抱してくれた母親に感謝しております。その節はありがとうございました。
そんな、涅槃会の日に届いた真言宗の御住職様のメルマガが以下のような文面でした。
―――――――――
2022/02/15/4481【励めよ】
お釈迦さまの入滅の日。
お釈迦さまが生涯を通じて、弟子たちに伝えたかったこと……
それは「励みなさい」ということでした。
人に後押しされることなく、自らが発心してとにかく励む。
それが精進ということです。合掌拝
◎みほとけ画「今日のことば」
―――――――――
メルマガの発信者は、天野高雄(あまのこうゆう)先生。
岡山県倉敷市にある高野山真言宗「医王山 持明院 高蔵寺」さんの御住職様になられます。
御法話の中の例え話しやエピソードが分かりやすく、とても面白いので、ポッドキャストやYouTubeで勉強させてもらっています。
「高蔵寺」さんのホームページ
天野高雄先生は、画家であり造形作家というアーティストとしてもご活躍しておられます。
そんな天野先生のお話が高野山真言宗の「公式」YouTubeチャンネルにございましたので、こちらでシェアさせてもらいました。
内容は、天野先生とそのお母様とのお話でした。見ていてグッとこみ上げるものがありました。
今日、僕の誕生日、朝一番に連絡があったのは母親でした。
「生まれてきてくれてありがとう。体調に気を付けて。」
いつまでも母親として、離れていても気にかけてくれている。
本当に感謝しかありません。
逆にまだまだ心配をかけているようです。
こちらから母へ電話をして御礼を言わないといけないのに恥ずかしい限りです。
―――――――――
天野先生以外にも沢山の貴重な法話がコチラからお聞きいただけます。
【公式】高野山の法話
―――――――――
何はともあれ、天野先生のメルマガにありました・・・
「人に後押しされることなく、自らが発心してとにかく励む。」
お仏壇をさわらせて頂く仕事をさせてもらい、涅槃会に産んでいただいた身として、まだまだ「励み」、精進していきます。
まだまだ若輩であります。
引き続き、ご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
本日もお読みいただき、ありがとうございました! -
ありがたいお話2022.02.10
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを使命にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
―――――――――
本日は、
【神聖な場所】を見て、家の中の神聖な場所のあり方を改めて考える
というお話です。
先日、高知家・・・高知県に行ってきました。
高知県に行く際には、是非とも立ち寄ってみたかったのが、「にこ淵」という滝つぼ。
四国のど真ん中あたりで、愛媛県と高知県の県境。霊峰「石鎚山」の南東にあたります。
ここは、仁淀川の支流にあたり、あの「仁淀ブルー」の青こそ「にこ淵」と言わしめた場所です。
仁淀ブルーとは、高知県の清流「仁淀川」の「青」の美しさをネイチャーカメラマンの高橋宜之氏が「仁淀ブルー」と呼び始め、その名が知られていったと言われています。
高知県のほぼ中心を流れる仁淀川は、西日本最高峰の石鎚山に源を発し、土佐湾に流れ着く、四国三大河川の一つです。国土交通省が発表する「水質が最も良好な河川」に過去10年で8回も選ばれているそうですよ。
今回は、愛媛県側から車で山道をグングン進んで行きました。
山の上まで進んで行くと、そこから降りていく案内板を発見。
どうやら、来週から工事で入れなくなるようです。
そして、詳しい説明板を読んでいると・・・
「水神様の化身とされる大蛇が棲む所とされ、地元の方は近寄らない神聖な場所」とのこと。
実際にお聞きすると、地元の方々は決して近寄らないところで、数十年前までは誰も訪れないひっそりとした場所だったそうです。
この入り口から下まで降りて行くようです。
観光客も増えているのか、丈夫な階段で降りる事が出来ました。
川が見えてきました。
そろそろですね。
おおお!
目に入ってきた瞬間、声が出ました。
すっごい綺麗な「青」です!
動画もあるので、どうぞご覧ください。
少しだけ手を入れてみると、ヒンヤリして気持ちいい感じです。
じぃーっと見ていると、吸い込まれそうな雰囲気です。
・水の神様の大蛇
・地元の方は近づかない
・神聖な場所
確かに美しすぎて、ちょっと不思議な空間ですね。
入れ違いに若い方も来られていました。
今では、SNSで広まり、多くの方が訪れるようになったそうです。僕もその一人です。
そこは、地元の方々が守ってきた「神聖な場所」。
入らせてもらう側のマナーや気持ちも大事ですね。
その美しさゆえに「にこ淵」は「神聖な場所」として守られてきました。
「神聖な場所」と言えば、お仏壇も家の中の「神聖な場所」
今回、その神聖な場所に入って、美しさにふれて、
・お仏壇も「美しく」あることで、家の中でより「神聖な場所」として大切にしてもらえる。
・修復をして「お仏壇って、綺麗だな!美しいな!」と思って頂けることで、次の世代にも関心をもって頂ける。
そんな、貴重な仕事だと改めて考える事が出来ました。
「家の中の神聖な場所である」という意識を忘れずに丹精込めて作業していきたいと思います。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
「にこ淵」も美しくあり続けるために地元の皆さまが環境を整えてくださっているようです。僕も少なからず、御礼のお気持ちを入れさせてもらいました。
仁淀ブルーでスッキリした気持ちになれた、一日でした!